お知らせ

【報告】8/22(土)りっけん中野・こども部:河合りな 斉藤ゆり「区政報告&勉強会」

8/22(土)りっけん中野・こども部「区政報告&勉強会」を実施、総勢30人ほどの保護者や地域の方にご参加いただきました。

以前、議員向け勉強会で感銘を受けたお話を、皆さんと共有したいと思い、 ストレスに曝されている子どもの心の理解と支援に関する研究を行っている 宮城学院女子大学教育学部教育学科幼児教育専攻教授 足立智昭氏にに講師を依頼しました。

↓議員向け勉強会・参加後のツイート

災害時の子どもの心は直後にもストレスを強く感じますが、その後の収入低下や親のメンタルや育児機能の低下など「家族機能の低下により発生する問題」と地域の友人と集まれなかったり町会のイベントがなく繋がりが薄れるなど「環境悪化と地域力の低下により出現する問題」で持続的な精神負荷の状況は続きます。

宮城県では、震災直後よりも年数が経つほど先生に対する暴力の数字が上がっているそうです。それは、子どもたちの甘えたい気持ちの裏返しを、保護者が受け止めきれず、先生に向かっている部分が大きいのではないかとおっしゃっていました。

コロナ禍がこどもに与える影響を考える

冒頭にながつま昭衆議院議員から多様性の尊重について話があり、足立先生からは関連して「これまでの画一的な教育、多様性を認められない社会が、子どもを受け止める保護者が子どもはこうあらねばならないという考え方につながっている」ともおっしゃっていました。

災害時の子どもたちの反応の特徴や声かけのポイント、保護者にも精神の負荷がかかっていること、大人のセルフケアなど、具体的なお話も聞かせてもらいました。

実際に親として、私も教えてもらったからと言ってうまくできないことばかりですが、子どもたちと自分たちの心の動きを知っているだけで違うと感じました。

最後に、この新型コロナウイルス感染症で経済的な貧困が問題となってくると言われていますが、「本当に問題になってくるのは、この社会で脆弱になってきている地域や家族がさらに分断される、関係性の貧困である」とおっしゃっていました。

参加された西沢けいた都議も「自分も子育て中、自身の子がひとりっ子のため比較対象がなく、成長の過程で今こんなものかなと思っていたが、今日の話を知ったことで見えるものがある」とのことでした。

共同開催した斉藤ゆり議員は子育て後も地域で子どもの育ちのために活動してきた方なので、また新たな気づきを感じたそうです。

初めての試みで不手際もありましたが、学びを共有できたことで、これからの中野区の子どもたちのために共に考えていけることがあると思っています。しっかりとこの学びを、政策実現につなげていきたいと思います。

中野区政の状況について報告(概要)

今回の「区政報告&勉強会」では、 中野区政の状況についても簡単に報告させていただきました。


ご参加いただいた皆さま、講演いただいた足立先生、ありがとうございました。

またこのような機会を設けたいと思っているので、ぜひご参加検討ください。

りっけん中野・こども部
河合りな 斉藤ゆり