中野&区議会報告

【回答追加】2019年9月10日、河合りな初の一般質問「置き去りにされる人がない、誰もが住みやすい中野区を」令和元年度・第3回定例会 

初の一般質問でした。以下は、当日の質問全文です。

令和元年度・第3回定例会にあたり、立憲民主党・無所属議員団の立場から、一般質問を行います。当選後初めての質問となります。

私はこれまで「子育てがしやすい街は、どんな皆さまもすごしやすい街である」と訴えてまいりました。置き去りにされる人がない、誰もが住みやすい中野区を目指して、区民の皆さまの声を届けてまいります。

質問は通告通りです。「3.その他」はありません。

1.子育て支援について

(1)「子育て先進区」に取り組む区の姿勢について、伺います。

(新)区長就任後、中野区は「子育て先進区」を掲げましたが、保育現場における入力ミスによる指数付け待ちがえ、公園への置き去り、アレルギー誤食、園児の入口解錠後脱走など、子どもにまつわる事件や事故が続きました。

全て対応済みとのことですが、中野区の子育て家庭が不信感を抱いたことは否めず、区はその不安を払拭していくためにも、今後すべての子育て政策において、いっそう責任感をもって取り組んでいかねばなりません。

質問です。事件事故が続いたことに対して、区長のお考えをお聞かせください。あわせてこれからの「子育て先進区」への強い思いもぜひ改めてお聞かせください。

事故はあってはならない。再発防止徹底。子どもは宝であり、地域全体で使命感をもって支えていく。

(2)次に「子育て先進区」における即効的対策について、伺います。

<もっとHPを活用して情報提供を>

現在の中野区には特設HP「子育てナビ」がありますが、子ども関連のイベント掲載はありません。区のHPのトップページにイベント検索機能はありますが、子ども関連イベントはほぼ未掲載、図書館や児童館などそれぞればらばらに情報が存在しています。

平成30年の子ども子育てアンケートではHPから情報を得ている方は乳幼児調査で54.1%、就学児童で48.5%いて、HPは情報提供に効果的であることがわかります。今ある施策や情報を最大限活用することは「子育て先進区」として子ども達や子育て世帯を応援することに繋がっていきます。

質問です。まずはすぐにでも、現在の区のHPのイベントページに、区主催、後援の子ども関連イベント情報を全て掲載してはいかがでしょうか? 将来的に、施策やニュースやイベントの情報も、一元化したHPを作って発信すれば、子育て世帯の方へ区の情報が簡潔に届けられる仕組みを作れますが、いかがでしょうか?

現在は各所管判断で掲載している、わかりやすく発信、一元化を検討する。

次に、中野区がより「子育て先進区」を体現していくためには、区のどこででも子育てを応援していく雰囲気づくりが必要です。昨今では公共の場での子どもの声を騒音とする風潮もあります。

<子ども連れが訪ねやすい窓口レイアウトを>

区役所3階には子ども総合相談窓口がありますが、待ち時間の長い中、子どもをベビーカーのせたまま自由にできるスペースもなく、窓口の椅子は大人用、子連れで頻繁に、気軽に相談に来れる雰囲気とはいえません。他自治体では、子育ての相談窓口と日常的に情報が手に入る場所を一つにして訪れやすい仕組みにしているところもあります。

質問です。子どもに関する窓口は、子どもの存在に配慮した開かれた窓口を目指すべきです。子ども総合相談窓口には、小さくてもいいので子どもが遊べるスペースを設置してください。今後は子どもが座れる椅子にするなど、子どもを連れた人を歓迎する窓口レイアウトを工夫されてはいかがでしょうか?

さらにお子さんに安全と安心、庁舎レイアウト変更時に計画、検討する。

<安価で簡単に導入できる「絵本」から>

また、区の全ての公共施設においても、絵本を置いたり、一角に子育てスペースを確保することで、各所で子育てを歓迎する雰囲気を作るべきです。区の姿勢は必ず民間にも広がっていくでしょう。

質問です。まずは子育て世帯の利用頻度も高そうな地域事務所の窓口から、スペースがなければ数冊の絵本コーナーからでも安価で簡単に導入できるので、始めてみてはいかがでしょうか?

工夫する。いずれも狭いが図書コーナーを検討する。

<中野駅のエレベーター>

次に、中野区で子育てをしていると必ず「現在のJR中野駅にはエレベーターがなく不便。利用時に補助を呼んでも待たされる、来てくれない」という話題がでます。やっと西口が設置されることとなりましが、今まさに子育てしている方、障害などで困っている方を、西口完成予定の6年後まで待たせられません。

私は先日、駅への人的配置の増加またはボランティアの受け入れ、呼び出しボタンを目立たせる、困っている人への施作の周知強化、ベビーカーや車椅子などでのエスカレーター使用の危険性の周知、ホームの安全性向上について、JRに要望書をださせていただきました。同様の内容は区にも伝えています。

質問です。提出した要望書に対して、内容についての認識をお聞かせください。区からもぜひ、西口ができるからと安心せずに、JR中野駅の現状を把握して、引き続き要望を伝えて行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか?

できるだけ早期の西口改札、駅の安全性、認識している。JRに情報提供している。開業 まで引き続き配慮を求める。

(3)次は産前産後ケアの充実について、です。

<対応の質向上、手続きの簡易化を>

中野区で行われている産前産後ケアは大変手厚くなっています。しかし、カンガループラン時の説明不足や今どき「往復葉書の申し込み」などの利用時の複雑さは、産後は交通事故後と同等のダメージがあるといわれている中で、母親が自ら選択と使用するにはハードルが高い状況ともいえます。

窓口で誰が対応しても同じように伝わることは必須です。研修やマニュアルの強化、事業者との連携、写真を使って利用者にイメージが伝わりやすくする、などの方法があります。また、申し込み時の手間や今必要な人に届くためのタイムロスを防ぐ仕組みにもさらに工夫をすべきです。

質問です。今ある産前産後ケアを最大限に活かして、全ての妊産婦の方のためにも、さらなる窓口対応の平均的な質の向上に取り組んでください。申し込み手続きの簡素化、対応の強化を図ってみてはいかがでしょうか?

往復葉書の申し込みは見直しを検討。新しいかんがるーブックを配布、わかりやすく。

<来年度以降も、産前産後ケアの継続を>

次に、今実施されている産前産後ケアは、今年度までの都の「ゆりかご・とうきょう事業」の補助金が使われていて、来年度以降の支給はまだ決定していないと聞いています。しかし、利用した妊産婦の方には大変好評で、継続を求める声が届いています。

補助がなくなって区の全額負担でやっていくのは大変かとは思いますが、他自治体ではデイケア、ショートステイは内容によって金額を変え、費用負担を多少調整して行っているところもあるようです。

質問です。ぜひ区として補助金がでるよう、都に強く要望してください。また、補助金がなくなっても、引き続きの事業内容の継続と充実を検討いただけませんでしょうか?

重要、都に要望する。区単独でも工夫していく。

<産後の家族支援を社会全体で>

次に、これまで産前産後ケアが手厚くなってきた背景として、根強く残る女性が育児の主体であるという風潮の中で、産後鬱と呼ばれる精神不安、産後クライシスと呼ばれる夫婦の不仲や離婚など、産後には問題が発生しやすく、また虐待は厚生労働省の資料で産後2年以内が最も多いという統計が出ています。実は振り返れば妊娠期よりも、多くの場合は産後のほうが大変であったという話をよく聞きます。

現在行われている「こんにちは赤ちゃん学級」では主に妊娠期の話が中心で、産後は子どものケアの話は出ますが、(産後)激変する生活を家族でしっかりと構築していく話も、産後の諸問題を防いでいくために重要です。子どもは社会全体で育てていくという共通認識を醸成していくこも必要でしょう。

質問です。「こんにちはあかちゃん学級」や新しくなったかんがるーブックに、産後生活をしっかりと考えさせる内容を拡充してはいかがでしょうか? また、妊娠期から周囲を巻き込み子育てが孤立しておこなわれないよう「カンガループラン」や「こんにちはあかちゃん学級」へ、母親だけでなく関わる家族や支援したい人が来ていただけるような声かけを、区も積極的にしてはいかがでしょうか?

産後についての心と体の変化を丁寧に具体的に説明を。さらに祖父母など周知徹底を。

(4)次は、安心して子育てできる環境づくりについて、です。

<一時保育の利便性向上を>

一時保育の使いづらさはこれまで大変声が多く、「申し込みはほぼひと月前でないと取れない」「各園それぞれに電話申し込み」と、予約が取りにくい状況です。気軽に使えるまで拡充することは、虐待防止、子育てを楽しめる余裕を生み出すことができ、家庭保育、幼稚園や保育園利用者、どんな子育て環境の人にも利便性が向上します。

現在区は一時保育を保育園のみで実施していますが、他自治体では児童館や福祉施設にて、リフレッシュ目的の短時間預かりなど、前日予約に対応できる柔軟な体制を整えています。特に身近な日頃から利用している児童館での預かりが実現すれば、安心できる保護者や子ども達が多くいることでしょう。

質問です。まずは現状の空き状況だけでもWEBサイトで見えるようにしてください。また、区でも学童がなくなった児童館やすこやか福祉センターの空いている会議室利用などで拡充し、より一時保育の利便性を向上してはいかがでしょうか?

空き状況をただちに見える化は難しい。予約のシステム環境、かたち、実現を研究して いく。児童館の身近な預かりなどは他区事例をみて検討する。

<行政と出会える機会をもっと身近に>

次に、困っていても行政と距離を感じている方がいます。アウトリーチをかけていても出会えない、問題をもった家庭があります。相談ハードルを下げ、窓口だけに頼らない、行政と出会える場所や機会を増やす必要があります。

先日、新宿の子育てメッセを視察しましたが、子どもも楽しめるため参加ハードルが低く、行政と民間が協力して、楽しみながらそれぞれの活動を紹介、出会える場づくりができていました。また例えば、区内のまざまな公園や既存施設で地域を巡回する子育てイベントなら、普段リーチ出来ない層にアクセス、情報提供、ハードに頼らない子育ての場づくりができる可能性があります。

質問です。行政と区民の方の距離を近づけるためにも、区職員の方たちが外に赴き、似た状況の人たちを結びつけ、支え合う人の横のつながりを作り、困った人に情報を届ける、そんなアウトリーチの場作りに力を入れてはいかがでしょうか?

情報提供やイベントを活用する。広く情報提供できるよう。

<保育の質ガイドラインの進捗状況、区民との対話について>

次に、中野区ではこれまで多くの保育園民営化が行われ、多大な混乱がおこった話も聞いてまいりました。全ての中野の子ども、家庭が安心して幼稚園保育園に通えるようにしていくためにも、子どもの権利条例に基づいた「保育の質ガイドライン」が必要です。2018年12月6日の子ども文教委員会にて区の示したスケジュールでは、10月に事業者・保護者・区民の意見募集、12月に策定、となっています。

ガイドラインはあり方を押し付けるのではなく、多くの関わる人の意見を取り入れ、考え方をしっかりと浸透させていくことが重要です。保育の質ガイドラインにおいて先進的といわれる世田谷区では、漫画を利用した冊子を作成、保育を利用検討している保護者に配布、区民には安価で販売しています。

質問です。現在の進捗情報を、現場や保護者の声を取り入れていく仕組みを含めて、お知らせください。また、実効性のあるものにしていくためにも、ガイドラインを共有していく方法もぜひ考えていただけませんでしょうか?

H30.11区立私立園部会を作って検討。中間まとめ、年内には議会報告を。意見交換会 をおこない、子ども子育て会議にて検討。全ての幼稚園保育園に配布、振り返りや区職員 の巡回指導に活用していく。

<小学校入学前、保護者への説明強化を>

次に、前回と今回実施された「子ども・子育てアンケート」を比較すると分かるように、共働き家庭は年々増加しています。また子どもが小学生になると職場にフルタイム以外の選択肢がなく、その環境変化に離職や働き方を見直さざるをえない「小1の壁」と呼ばれる現象も起き、小学校への入学を控えた保護者は不安を抱えています。

社会の変化に対応して、早めの就学相談や、小学校に上がった生活が想像つくよう、対策が必要です。現在各自治体、小学校に上がる前の情報は、学校にまかせて対応しているようです。中野区は年が明けてからですが、早い自治体では9月と、充分な余裕があります。調布では教育委員会主催で9月に保護者向け講演会もあるようです。

質問です。保護者の方の不安を払拭できるよう、小学生に上がるまでにはどんな手続きがあり、どんな生活になるかが想像できるような案内を年度の早い時期にお知らせをしてはいかがでしょうか? 区の5歳児の幼稚園や保育園の就園率は97%ある中で、幼稚園や保育園にもご協力いただき、入学に際しての手続きや学童保育などを案内するお知らせを配ることはできないのでしょうか?

現在は各園要望で校長と保護者会で話など。入学の手続き、早い時期に準備できるよ う、HPに総合案内ページをもうけるなど、情報発信に努める。

(5)次に、児童館について、です。

10ヶ年計画第3期において児童館は全廃の方針が出されましたが、その後児童館の設置はみなおされ、9月5日の区長記者会見でも「児童館を残すと公約しました、児童館の役割というのも必ずある」と区長はおっしゃっていました。

我が会派では、児童館の存続が必要と考え、あり方を検討いたしました。学童保育機能をもつキッズ・プラザは小学校に設置されますが、児童館には小中高生の居場所・乳幼児親子支援・きょうだいで遊べる場所など、現在でも多くの機能があります。これからの児童館ではさらに、子育て団体のネットワークづくり・支援が必要な子どもや家庭へのアウトリーチ機能・一時保育・中高生のための夕方~夜間開放・日曜月曜の開放などの拡充への要望があります。2018年10月に厚生労働省児童館ガイドラインの改正があり、区の子育て世帯の方からも多くの期待を寄せられていますが、ここまで児童館の配置計画については大きな動きがなく、どうなってしまうのか未だ不安に思っている方も多くいます。

質問です。今までの答弁では曖昧に感じます。区の方針として区内に一定数の児童館を残すことを、改めてお聞かせください。機能の拡充を含めて、新たな児童館のありかたについても、検討していただきたいのですがいかがでしょうか。

地域での子育てを支援の拠点として、一定数必要。機能拡充を検討する

2.誰もが安心して暮らせるまちづくりについて、です。

(1)南台、弥生町のまちづくりについて、お伺いします。

<新山小学校跡地について>

2023年に新山小学校跡地は南台小学校の仮校舎としての役目を終えるため、大きな跡地が残ります。新山小学校のある南台4丁目は、周辺の南台・弥生町を含め、木造住宅の建替助成整備地域であり、震災時に火災などが発生する危険性が高い地域です。今後の利活用においては、10カ年計画で「防災まちづくり」と定められ、地域からも防災に役立てて欲しいと要望があります。しかし、新山小学校跡地は9割ほどの土地が国有地です。

国有地を取得するには時間がかかるでしょうが、2023年以降からの切れ目のない土地利用のためにも、スケジュール感をもって跡地利用の考え方に取り組んでいくことが、統合を理解していただいた地域の皆さまのためにもなります。

質問です。地域の皆さまの要望に応えていくためにも、区は速やかに国有地の取得交渉を国とすべきと考えますが、いかがでしょうか。また、学校の跡地利用にも速やかに取り組んでいただきたいと考えますが、いかがでしょうか?

区全体のことを踏まえ、2020年に基本構想にて活用の方向性を示していく。

<防災など、情報を一元化して発信を>

そして、区の防災力強化は地域の皆さまのご理解と協力があってこそ進みます。8月に中野区の建築課が配布した「我がまちの地震対策特集」のチラシはわかりやすく評判がよいと聞きました。こちらには掲載されていませんでしたが、区では他にも「防災用品の斡旋」など防災の取り組みがあります。情報を一元化して発信することは、区民の方への利便性向上、導入動機につながり、防災力の強化となります。

質問です。建築物と防災用品、課を超えて情報提供を行い、該当地域へ定期的にチラシ発行や区報への掲載など、それぞれの実情に合わせて包括的に防災メニューを選べるようにしてはいかがでしょうか?

一体的情報提供は誤解を招かないよう、よりよい案内を検討する。

<バリアフリー計画の優先地域の洗い出しを>

次に、中野富士見町駅からの電車車庫横は、東側が斜面のため歩道にも斜めの箇所が多く電信柱も出っ張っていて、ベビーカーや車椅子の通行が大変です。近隣の特別支援学校では生徒101人、ゆめなりあでは通所28人と、多くの方がスクールバス以外の公共交通機関などを使っているそうです。

中野区のバリアフリー基本構想では、重点整備地区をはじめ、駅からおおむね500m圏内の生活関連施設を結ぶ歩道のある道路について、車道の舗装打ちかえに合わせて順次バリアフリー化とされていますが、困難を抱えた方などが通われる場所は特に安全に通っていただくためにも、優先的に歩道のバリアフリー計画を導入していくべきです。

質問です。ぜひ対象になりそうな場所を洗い出して、計画の優先順位を上位にしてはいかがでしょうか?

重点指定区域になくても道路の傷みにあわせて様々なバリアフリー化を行なっている。 検討をすすめていく。

次に、南台交差点以西の方南通りは都が定める都市計画道路で「平成28年度から平成37年度までに優先的に整備すべき路線」とされていますが、付近には保育園や小学校、先ほどもお伝えしたように障害をもった方の関連施設などが多く、道路幅も歩道もさほど広くないところにバス停もあり、通勤の自転車が通り、現在危険であると認識しています。

都が整備する道路の話ですが、中野区に通っている以上は、区民の安全のためにも中野区が現状を把握して、主体的に都に要望すべきです。区の所有物には掲示物を行えるということも聞いています。

質問です。都道においても区ができることは行い、区からも都に対して積極的に安全対策を講じるよう、また速やかに道路計画を実施していくよう要望をしてはいかがでしょうか?

警察、地域、ルールの浸透、意識啓発を。

以上で私の全ての質問を終わります。