2019年3月30日(土)、なかのZEROにて【産後の「ずれ」はなぜ起こる?~同時に親になるパパとママのコミュニケーション術】を開催しました。
書籍『ふたりは同時に親になる: 産後の「ずれ」の処方箋』の著者・狩野さやかさんを講師にお招きして、スペシャルゲストに小学生の子育て真っ最中である中野区長・酒井直人さん!、司会を、現中野区議で子育てパパでもある森たかゆきさんと、2児の子育て真っ最中である私・河合りなで務めました。
ワンオペ育児に忙殺される「あきらめママ」、そんなママの不機嫌さから「無関心をよそおうパパ」、よく耳にする子育て夫婦の現状です。「仲良く育児する未来を夢見ていたはずなのに、どうしてそうなってしまうのか?」数多のワークショップを元に、その根源を見つめた上記の書籍はじわじわと版を重ねられています。
イベント当日の講演とワークショップでも、産後の夫婦の感覚の違い、環境の大変化などなど……数値化等で分かりやすく丁寧な説明、司会の立場ですが大変勉強になりました。
「どうして『ずれ』が起きるのか」——ママの現在地、パパの現在地、ふたりの立っている場所を、まずは知る。狩野さやかさんの絶妙なトークに、何度も笑い声が起きる会場内。
ワークショップでは、パパママそれぞれが自分たちの変化に向き合いました。その結果についても狩野さやかさんの説明があり、改めてパパとママの背景の違いに気づかされました。
そして肝となる、「ふたりで笑顔で協業」に向けた対策やコミュニケーションのコツ、今できる一歩など、事例と共に。
質疑応答では、胸に迫るリアルなママの声、パパの声。
最後に酒井区長の感想、「中野区が子育て先進区になるには、ハコだけでなく、こういった心身の理解やソフト面での支援も大事ですね」
改めて子育て中の夫婦の状況を振り返り、笑いながらも学びの多い、本当に貴重な時間でした。
講師を引き受けてくださった狩野さやかさん、貴重な時間をくださった中野区長・酒井直人さん、一緒に司会してくださった森たかゆきさん、そして参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!!!
今回のような講座を産前産後のパパママ皆が受けられたら、家族の子育て、地域全体の子育てが変わるかもしれないと感じました。「妊婦体験」だけでなく、子育てが始まる夫婦での心構えの講座、行政と連携していける可能性はあります。
アンケートの満足度も高く、「中野区長や中野区議の方がこういった会に参加されていること自体、中野区すてきだなと感じました」という声もありました。
皆さんの声を聞きながら、色々なことを勉強しながら、中野区が「子育て先進区」になれるよう、がんばっていきたいです。