中野区議会 令和3年度・第3回定例会の委員会で、気になる議案をまとめてご紹介します。
①コロナ対策事業の実施結果と今後の取り組み
令和2年度の新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援 対策事業の実施結果及び令和3年度の取組状況についての報告資料です:
改めて見ると中野区内でもさまざまな対策がありますが、それぞれ検証が必要です。
② 中野区基本計画が策定されました
パブリックコメントなどの意見が反映、中野区の今後5年を示す基本計画が定まりました:
子ども文教委員会では「児童館を全館残したまま委託をしては?」といった意見もありましたが、会派としては「区が責任と関わりを持ち継続できる形であるべき」と考えています。
③令和2年度ファーストバースデーサポート事業アンケート結果
中野区が充実させてきた産前・産後ケア事業について、初めてのまとまったアンケートが実施され、結果が報告されました:
今後の施策にしっかりと反映されるよう、働きかけていきます。
④中野区公園再整備計画(利用ルール見直し)
地域の理解や協力を得ながら、新たな公園利用の提案制度の基本的な考え方が示されました:
禁止ばかりの公園から皆が使える公園になる考え方は歓迎したいところです。
⑤小中学校学習系ネットワークの強化
「中野区教育の情報化推進計画」で令和4年度中に実施するとされていたインターネット環境整備が、前倒しをして今年度に再構築されます。またそれまでの間、一時的な対応としてWiFiルーター調達、教員への端末配備なども行われます。
会派からは「前倒しを評価したいが、当初予算からできた動きではないか」と指摘もしましたが、子育て先進区として「子どもたちの今と未来を大切にする取組」は重要であり、タイミングに応じて必要な施策を見極め、迅速に進めていくことは、これからも大いに期待するところです。
⑥プレーパークの展開に向けて
「地域の団体育成・支援、中核となる拠点を整備」「プレーリーダー等を養成していくこと」などの考えが示されました:
詳細の検討はこれからとなるようです。
子どもの権利を保障する居場所としても、プレーパークは重要視されています。
⑦(仮称)中野区子どもの権利に関する条例の考え方
一年前より検討されてきた条例の全文の案ができました。
まだここから皆様のご意見を受けて調整しますが、当事者の子どもたちにもわかりやすい言葉を使うなどの工夫があります。
「あなたは、一人ではありません。私たち大人は、あなたの意見、考え、思いを受け止め、あなたの立場に寄りそい、あなたにとって最も善いことを一緒に考えます。あなたのことを応援している人がいることを忘れないでください。」
前文の子どもたちへの勇気づけのメッセージが大変素晴らしく、初めて聞いたときは涙がにじみかけました。
さらに良いものとなるよう、私たち議員もしっかりと動いていきます。