中野区の「児童館を4館廃止」するための条例、中野区議会で「20:20」、議長採決で最終的に「否決」となりました。
私はこの条例を「児童館を再生するための条例」として賛成しました。
立憲民主党、共産党、都民ファースト、近藤議員、石坂議員、立石議員
自民党、公明党、むとう議員、いながき議員、小宮山議員、吉田議員、竹村議員
地域の子ども施設の状況
中野区と児童館の職員の方々は、現在以下を目指して動いています。
・体制の立て直し
・児童館の建物の再整備
・中高生の居場所機能の見直し
・職員を、キッズや子育てひろば、地域や公園にも出ていけるように
・見守りやネットワーク支援、子育て支援強化を図る
前区政では、「児童館全廃」「小学校にキッズ・プラザと学童を併設」「児童館職員を新たに採用しない」「子育て広場の拡充」の方針を、すでに続けてきました。
地域の子ども施設を考える時には、児童館だけではなく、キッズ・プラザ・学童・子育て広場も一緒に考えなくてはなりません。
児童館利用者数は保育園需要により年々減少、キッズ・プラザは保護者と児童の満足度も高く、利用状況を勘案すると、現状数の児童館の維持は、未来への過分な財政負担となります。
児童館数が減ると、乳幼児親子の居場所がなくなる?
「児童館数が減ることで、乳幼児親子の居場所がなくなるのでは?」という質問も時々いただきますが、学童になるところでは子育てひろばを設置、児童館での乳幼児親子事業も強化予定。
会派としては、他の児童館の跡地についても乳幼児親子や地域の方が利用できる部分を設けることをすでに要望しています。
(現計画では親子の居場所がカバーされていない鷺宮地区にも、すこやかが整備され、子育て広場が入ると予測しています)
誰1人とり残されない子育て環境を目指すためにも、児童館と職員の方にしっかり役割を担っていただきたい。
このまま古い児童館で、人も補充されず、先細りまたは全館廃止の方向になる可能性を懸念しています。
現状の児童館を再生していくために、今回の児童館条例は必要なものと考えました。
条例が否決されたため、これらの児童館案は一旦考え直しとなります。
時間だけ過ぎていくことが、大変気掛かりです。
子どもたちの1年はあっという間で、迅速に政策が進めたいといつも思っています。力不足で申し訳ありません。
本会議場では、「中野区議会 立憲民主党・無所属議員団」の会派を代表して、中村延子議員が賛成討論を行いました。
詳しい賛成討論は、以下でお読みください。
議案「中野区立児童館条例の一部を改正する条例」に対し賛成討論を行いました。
https://rikken-nakano.net/2021/12/10/jidoukan/
説明不足な点もありますが、今後もしっかり続報、区政と議会の情報をお伝えしてまいります。
懸念やご質問など、お気軽にお声がけください。